重松清さんの十字架を読んだ。
重松さんの作品を読むのは初めてで、テレビで流星ワゴンを見たことがある程度でああった。
第一印象はとても読みやすい。
本書の内容は
いじめを苦に自殺したあいつの遺書には、僕の名前が書かれていた。あいつは僕のことを「親友」と呼んでくれた。でも僕は、クラスのいじめをただ黙って見ていただけだったのだ。あいつはどんな思いで命を絶ったのだろう。そして、のこされた家族は、僕のことをゆるしてくれるだろうか。
ただ黙って見過ごしてた僕は、突然重い十字架を背負ってしまう。理不尽だと思うし、自分が主人公の立場でも、見殺ししてしまうだろう。
いじめは悪い事だ。改めて考えさせられた。被害者遺族のこと、心理描写が素晴らしかった。
「あのひと」の妻が亡くなった以降は自然に涙が流れた。
森の墓地。私も行ってみたいと思う。
私に大切な人が、守りたい人が出来た時に。。