いつも読んでいただきありがとうございます!
今回は2巻完結のおすすめ漫画を紹介していきます!
以前紹介した1巻完結のおすすめ漫画も合わせて読んでいただけると嬉しいです!
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- ZERO/松本大洋
- 週末芸人/久保田之都
- All You Need Is Kill/原作:桜坂洋/構成:竹内良輔/キャラクター原案:安倍吉俊/漫画:小畑健
- 曇天・プリズム・ソーラーカー/原作:太田垣康男/作画:村田雄介
- ウツボラ/中村明日美子
- ひみこい/ろびこ
- 君の膵臓をたべたい/原作:住野よる/作画:桐原いづみ
- 冷たい校舎の時は止まる/原作:辻村深月/作画:新川直司
ZERO/松本大洋
【内容】
最強ボクシング漫画ここに!
ZEROの異名を持つ最強ミドル級チャンピオン、五島雅。
その圧倒的強さは、尊敬と恐怖を呼び、ミドル級に君臨する。
しかし、五島本人の胸中は自身の肉体的衰えを自覚し、自分の衣鉢継ぐ挑戦者を捜し求めている。
一方、ボクシングビジネスは彼の心を知らず五島を中心に回転していく。
そこに現れた最強挑戦者、トラビス・バル!
メキシコの刺客との最後で最高の闘いを望み、リングに上がる五島雅、ZERO!
【感想】
まず知って欲しいのは、松本大洋若干23歳時の作品という事だ。
その若さでこの完成度!凄まじ。天才だ。
そしてこの作品は、「狂気」だ。
昨今の漫画は「狂気」を見せる漫画が有象無象にあり、飽和した状態だと思う。
しかし松本大洋の『ZERO』はそんな有象無象な「狂気」から異彩を放つ作品であり、最先端を行っていると思う。
天才五島の栄光と孤独。そして光と闇。
そのコントラストの表現が上手い。
ボクシング漫画キャラクター、パウンドフォーパウンド最強(階級差を考えない強さ)と呼ばれる男!五島を見てほしい。
五島=ボクシング。
ボクシング=五島。と言ってもいいだろう。
週末芸人/久保田之都
【内容】
芸人の夢を諦め、社会人として働く渋谷。
元・芸人であることを隠しながら生きる彼の前に、かつての相方・高峰が現れる。
高峰の提案──それは、アマチュアのみを対象とした「社会人」によるお笑いイベントの参加だった!
忘れかけていた情熱が再点火する、社会人×芸人の二刀流ライフ!
【感想】
芸人を辞めてサラリーマンになった渋谷が、元相方の高峰に誘われ休日に、再び舞台に立つことになる。
芸人漫画でありながら、根底には趣味と仕事の両立の難しさ、苦悩。
そして夢の追い方を教えてくれる。
なにも激しい物語ではない。静かに、そして熱い物語で、芸人に興味が無くても楽しめる作品。
All You Need Is Kill/原作:桜坂洋/構成:竹内良輔/キャラクター原案:安倍吉俊/漫画:小畑健
【内容】
エイリアン(敵対的な宇宙人)の侵略を受けている近未来の地球を舞台に、敵が人類に勝つために引き起こしている時間のループに巻き込まれてしまった主人公が、出撃しては戦死する2日間を何度も繰り返すうちに経験を積んで強くなり、ループの原因となっている敵を倒す方法を見つけ出して勝利を掴むまでを描く。
【感想】
ループ系漫画の金字塔であり、最高傑作と言ってもいい。
物語ももちろん素晴らしいが、なんといっても小畑先生の画力だ。圧倒的画力に目を奪われ、引き込まれる。
ループ系でしっかりとループの仕組みが描かれているところも好印象だ。
ゲーム感覚な物語を是非楽しんでみてほしい。
曇天・プリズム・ソーラーカー/原作:太田垣康男/作画:村田雄介
【内容】
大学進学の資金の為、叔父の工場で働く金田翔太。
そんな翔太のもとに、4人の大学生が訪れた。彼等はソーラーカーを作り、鈴鹿での大会出場を目指している。
彼等に協力を求められる翔太だが…。
青春をソーラーカーに懸ける若者達の未来とは!?
【感想】
この作品は連載で追っていました。まず作画担当が『アイシールド21』の村田先生だったからです。
読んでみて思いました。村田先生の描くキャラが好きだと。それだけで僕には読むに値すると。
しかしそれだけでは、おすすめで紹介はしません。原作も素晴らしいのです。
主人公は幼いころ両親を交通事故で亡くし、苦学生として叔父の工場で進学のためのお金を工面しています。
そこに4人の大学生が、ソーラーカーで鈴鹿サーキットを走る目標を掲げ、手助けを依頼するのです。
叔父はいい機会だと主人公に手伝うように頼むところから物語が始まります。
はじめ翔太は彼らのことをよく思っておらず、お互いに反発し合うのですが、あることがきっかけで仲良くなり、5人で鈴鹿を目指すのですが、ソーラーカープロジェクトの紅一点であり、リーダー的存在の矢崎が幼いころの翔太の交通事故に関わっていたことを知ってしまい物語は深淵にいくのです。
交通事故の加害者と被害者。この関係を上手く描いてる作品となっております。
ウツボラ/中村明日美子
【内容】
藤乃朱という女性が飛び降り自殺で死んだ、と言う連絡が人気作家の溝呂木舜の元に届く。
死体の顔はつぶれており、実際には誰だかわからない。
その場には、藤乃朱の双子の妹、三木桜がいた。
実は溝呂木舜は、藤乃朱の小説「ウツボラ」を盗用していた。三木桜によって暴かれ、「一緒に本を出そう」とささやかれる。
警察は自殺した人間の周りを調査し続けていたところ、三木桜という人物は存在せず、藤乃朱という存在も実在するかわからない、ということに気付く。三木桜と溝呂木舜は逢瀬を続け、「ウツボラ」の連載は続いていく。
ひみこい/ろびこ
【内容】
「この恋は誰にも言いたくない。」一生に一度の恋をした女の子たちを描くオムニバス・ラブストーリー。
『ずっと言えなかった秘密を明かしたら……?』高校卒業目前。マコは片思いしてる吉井の気持ちを自分に向かせるため、2人きりの秘密の場所で秘密のゲームを始める。高校最後の日が迫るなか、マコの恋心のゆくえは…? 一生に一度の恋をした女の子たちを描く傑作オムニバスラブストーリー。
【感想】
『となりの怪物くん』にハマったことがきっかけで読んだ作品。
粗削りながらも、初々しく切ない恋愛青春漫画でトキメキがあった。
短編の物語になっており、どの話もキュンキュンした。
1巻はよくある青春だったが、2巻では大人な雰囲気に物語が変わっていくのも良かった。
君の膵臓をたべたい/原作:住野よる/作画:桐原いづみ
【内容】
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトルに涙する。「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす感動の物語
【感想】
本当はここで話すのが適切かどうかわからない。
まず僕は、この作品の原作小説、実写映画、アニメ映画すべてを観た。そしてすべてで泣いた。内容が分かっていても泣いた。
それだけ好きな作品である。これだけの前置きがあれば、おすすめしてしまう気持ちもわかってもらえるだろうか。
今更感想など書くのも烏滸がましいが、どの作品も見たことがない人にはまず漫画版をおすすめする。作画が綺麗で可愛く、年相応で感情移入がしやすと思う。
最後にタイトル回収される秀逸な作品です。
冷たい校舎の時は止まる/原作:辻村深月/作画:新川直司
【内容】
雪の降りしきるある日、いつも通り登校した男女8人。
しかし学校に着くと他には誰もおらず、しかも窓や扉が開かず閉じ込められていることが分かる。
そしてこの状況は2ヶ月前の学園祭の最終日に自殺した同級生が関係していると考え始めるが、だれもその同級性の顔や名前が思い出せない。
誰が自殺したか。ここに閉じ込めたのは誰か。
【感想】
もともとは原作小説があり、その作品をコミカライズ化した作品。
ミステリー作家で有名な辻村深月先生の作品だけあり、秀逸なミステリーである。
また人間関係や人生など色々と考えさせられる内容です。
物語の核となる深月と元親友との確執や家庭の事情、過去の後悔や将来についてなど様々で、学生特有の悩みであったり、大人にも当てはまる、自分の過去や未来について考えさせられる内容となっている。
この作品を通じて何か一つでも心に残るものがあってくれたらと思う。
ということで2巻完結のおすすめ漫画ベスト8でした!
次回は3巻完結おすすめ漫画紹介でお会いしましょう!