DaVinci Guide #05
完全ガイド CHAPTER 2 ― 基本編集
タイムラインの基本
カット・トリムをマスターする
動画編集の核心はカットとトリムです。ショートカットキーと一緒に覚えれば、編集スピードが一気に上がります。
タイムラインの基本を知ろう
タイムラインは、動画・音声クリップを時間軸上に並べて編集するエリアです。まず基本的な構成を確認しておきましょう。
ビデオトラック(V1, V2…)
映像クリップを配置するトラック。複数のトラックを重ねると合成や字幕の表示ができます。
オーディオトラック(A1, A2…)
音声・BGMを配置するトラック。映像と独立して音量や長さを調整できます。
再生ヘッド
現在再生している位置を示す縦線。クリックして位置を移動したり、スペースキーで再生できます。
タイムラインルーラー
上部にある時間の目盛り。Ctrl+= / - で拡大縮小できます。
カットの基本操作
「カット」とは、クリップを指定した位置で切断することです。不要な部分を削除するために使います。
✂️ ブレードツールでカットする
- ツールバーのハサミアイコンをクリック、またはキーボードの B を押す
- タイムライン上の切りたい位置をクリック → クリップが2つに分割される
- 不要な部分をクリックして選択し Delete キーで削除
- A キーを押して選択ツールに戻る
💡 ヒント
ブレードツールを使い終わったら必ず A キーで選択ツールに戻りましょう。戻り忘れると意図しない場所をカットしてしまいます。
⚡ ショートカットでカットする(より速い方法)
- 選択ツール(A)のまま、再生ヘッドを切りたい位置に移動
- Ctrl+\(Macは Cmd+\)を押すと再生ヘッドの位置でカット
- 不要な部分を選択して Delete で削除
💡 プロのコツ
再生しながら I(イン点)と O(アウト点)でカット範囲を指定して削除する方法もあります。長い動画の不要部分を素早く消したいときに便利です。
トリムの基本操作
「トリム」とは、クリップの端を引っ張って長さを調整することです。カットと違い、クリップを分割せずに端を削る操作です。
🖱 基本のトリム
- 選択ツール(A)を選んだ状態で
- タイムライン上のクリップの端にカーソルを合わせる
- カーソルが「←→」の形に変わったらドラッグ
- 左右にドラッグしてクリップの長さを調整する
⚠ 注意
クリップの端ではなく中央をドラッグすると、クリップ全体が移動してしまいます。必ず端にカーソルを合わせてから操作しましょう。
🔗 リップルトリム(隙間なしトリム)
通常のトリムで端を削ると隙間が生まれます。リップルトリムを使うと後ろのクリップが自動的に詰まります。
- T キーを押してトリムモードに切り替える
- クリップの端をドラッグして長さを調整する
- 後ろのクリップが自動的に前に詰まる
よく使うショートカット一覧
ショートカットキーを覚えると編集スピードが格段に上がります。まずはこれだけ覚えておけばOKです。
| 操作 | Windows | Mac |
|---|---|---|
| 選択ツール | A | A |
| ブレードツール | B | B |
| トリムモード | T | T |
| 再生ヘッドでカット | Ctrl+\ | Cmd+\ |
| 削除(隙間あり) | Delete | Delete |
| 削除(隙間なし) | Shift+Delete | Shift+Delete |
| 元に戻す | Ctrl+Z | Cmd+Z |
| タイムライン拡大 | Ctrl+= | Cmd+= |
| タイムライン縮小 | Ctrl+- | Cmd+- |
| 再生 / 一時停止 | Space | Space |
実際の編集の流れ
実際の編集ではこの流れで進めると効率的です。
1
全体を通して見る
タイムラインの動画を最初から最後まで一度再生して、どこをカットするか大まかに把握します。
2
大きく不要な部分を削る
明らかに不要な長い部分(撮影前後の無駄な時間・大きなミスシーンなど)をブレードツールでカットして削除します。
3
細かくトリムで整える
クリップの端をトリムして、ちょうどいいタイミングで始まり・終わるように調整します。
4
クリップの順番を整える
クリップをドラッグして順番を入れ替えたり、間隔を詰めたりして全体の流れを整えます。
よくある失敗と解決策
カットしたら音声だけ残ってしまった
映像トラックと音声トラックが別々になっている場合に起こります。クリップを右クリック →「クリップをリンク」を選択すると映像と音声が連動して動くようになります。
削除したら隙間ができた
Delete キーで削除すると隙間が残ります。Shift+Delete で削除すると後ろのクリップが自動的に前に詰まります(リップル削除)。
操作を間違えた
Ctrl+Z(Macは Cmd+Z)で何度でも元に戻せます。何十回でも戻れるので焦らず操作しましょう。
📝 まとめ
- タイムラインはビデオトラック・オーディオトラック・再生ヘッドで構成される
- カットはブレードツール(B)または Ctrl+\ で行う
- トリムはクリップの端をドラッグして長さを調整する
- Shift+Delete で削除すると後ろのクリップが自動的に詰まる
- Ctrl+Z で何度でも元に戻せるので思い切って操作してOK