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『おかえりアリス』6巻の感想

こんにちは!グリンです。

今日は押見修造先生の作品『おかえりアリス』6巻を読んだ感想になります。

 

 

 

・あらすじ

内気で平凡な少年亀川洋平と、ルックスの良い室田慧、美少女の三谷結衣は幼稚園から一緒の幼馴染。中学1年生のある時、性を意識し始めていた洋平は、慧と結衣がキスしているのを目撃して以降、関係は疎遠になっていく。そして夏休み明けに、慧は父親の仕事の都合で北海道に転校してしまう。

時が経ち、地元の高校に進学した洋平は、同じ高校に入学した結衣と再び話すようになる。そして同じクラスに、女装して別人のようになっていた慧が入学しており、2年半ぶりの再会を果たす。「男を降りた」と言い放って美少女になった慧は、洋平に接近してきて困惑させる。

同時に、初恋であった慧の女装姿に戸惑う結衣は、その混乱の矛先として、洋平に対して恋愛感情を向けるようになる。

 

・6巻感想

洋平の苦悶。三谷の焦燥。阿野の不安。慧の絶望。

それぞれの地獄から抜け出すための糸口はあるのだろうか?

 

洋平は慧を三谷を、そして自分自身を傷つけている。その地獄から抜け出すため、

ある決断をする。

それが正しい決断であったか?私には分からない。

でもその行動が洋平にとって一歩踏み出す為であり、「性」の向こう側に進めるのではないだろうか。

 

やはり押見修造作品は恐るべし!と思わせてくれる作品であった。


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