こんにちは!グリンです。
今回は私の大好きな安田剛士先生の作品である『青のミブロ』の感想になります。
リンク
・あらすじ
京の町を灯の海にしようと企む”血の血盟団”との戦いに最中、ついにナギと再会を果たした、におであった。
しかしナギから、「あなたは世界の果ての悲しみまで背負うつもりなの?」と鋭い言葉の刃を放たれてしまい、動揺を隠せない。
一方、近藤と陽太郎(ナギの夫)、芹沢と直純(陽太郎の兄)それぞれの戦いは熾烈を極める。
混沌の時代の現実と理想の果てに待ち受ける彼らの運命は?
・感想
運命に抗う者、命を繋ぎたい者、優しすぎる者。それぞれの正義の為に、混沌の時代に挑む者たちに涙した。
三日月は欠けているから美しい。美しいものはみな欠けているのだ。それは人間も然り。欠けている人間こそ美しい。
そんなことを教えてもらった。
新選組の居た時代。今とは違う価値観だったのだろう。
命を懸けてまで(落としてまで)戦うこと、そこまでして、己の信念を貫き通す姿に
涙無くして読むことはできなかった。
改めて私は安田先生の作品が好きである。