グリンブログ

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【アイシールド21】全37の思い出 37巻

こんにちは。グリンです!

 

今回は37巻です。この巻でアイシールド21は最終巻になります。

ここまで続けられて良かったです。少しでもアイシールド21の素晴らしさを伝えられていたら良いなと思っております。

またここまで読んでくださってありがとうございます。

 

それでは早速37巻の内容になります。

 

 

     目次

 

 

概要

ヒル魔阿含がまさかのドラゴンフライ!!世界戦決勝、日本は戦術の限りを尽くし頂点アメリカに挑む!仲間達の奮闘にセナも燃え、パンサーと再び対決!!勝負の行方、選手達の未来とは!?感動の完結巻!!

 

37巻の表紙・内容

 

37巻の表紙は、泥門メンバーのセナ・蛭魔・栗田です。

完結巻にふさわしくセナがトロフィーを持ち、栗田と蛭魔が喜んでいます。

また泥門の部室にThank you!!と書かれているところに感動します。

トロフィーを持っているため日本がアメリカに勝てたのか?と連想させる表紙になっています。

 

内容はアメリカ有利の中、日本は蛭魔と阿含でドラゴンフライを仕掛ける。

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最初の一投目は阿含へ投げ、蛭魔・阿含で『クリス・クロス』のコンビプレーを決め

蛭魔にボールが渡るが、タタンカが守りに来る。しかし蛭魔は阿含を見ずにパスを通す。

完璧なコンビネーションに阿含は笑みを溢す。運動能力のない蛭魔とあまりにも上手く噛み合っているから。

しかしその油断を敵は許さな。Mr.ドンは阿含に襲い掛かり、終わりを感じる。

だがこの窮地を救うのが栗田であった。阿含くんは絶対に護る・・・・・・!!

ヒル魔阿含くんが組んでくれたんだ 護るんだ!二人がコンビネーションに集中できるように・・・・・・!!」

護るべき者が増えたことで力を増しドンと対峙する。

ドラゴンフライが止まらず、11枚のピースが面白いようにフィールドで噛み合う。

阿含は思い出す。蛭魔の言っていたアメフトをやる理由。「面白ぇから」

阿含は最後に栗田の力を信じた中央突破しタッチダウンを決める。

「もしもテメーに俺並みの身体能力がありゃ最強のタッグが   まあ相変わらずカスすぎて目も当てられねえがな」

「・・・ないもんねだりしてるほどヒマじゃねえ あるもんで最強の闘い方で探ってくんだよ 一生な」

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15点差まで追い詰める日本は後半もドラゴンフライで試合をひっくり返すと決め前半終了。

 

後半では阿含はチームプレーで守備をし、このワールドカップ最後の戦いで高みへの殻を一つ破った。栗田も戻り、ここに来て蛭魔のカード捌きが冴える。

しかしクリフォードも自慢のカード捌きを披露する。パンサーのランを印象づけるかのように連発する。

日本のドラゴンフライ、パンサーがクォーターバックを潰しに行くが、2択を外すが

無理矢理スピードで強引にねじ伏せるパンサーは蛭魔を潰しパス失敗。

アメリカは連続でパンサーを使わない。この切り札を毎回使わなくても、来るかもしれないと思わせるだけでドラゴンフライを封じる。

「分かったかカード捌きってのはな『あのカードを出すかもしれねえ』って思いこませたらその時点で勝ちなんだよ 青二ヒル魔

日本はパンサーと同じくセナがクリフォードに突撃する。しかしクリフォードはかわしガラ空きになったと思われたが、阿含までも守備を放棄して突撃!それすらもかわすが

さらに進が突撃する。3人の突撃でクリフォードを止める。

「分かったかカード捌きってのはなァ『そんなカードは出すわけねえ』って思い込ませたらその時点で勝ちなんだよ クリフォード先生」

 

アメリカに善戦する日本。Mr.ドンはこの体たらくに謝罪をし進清十郎を殺ると宣言。

進も受けて立つと答える。

峨王を瞬殺し進を潰しに向かうドンは宣言通りに潰す。一発で流れを戻すドンに対し『Δダイナマイト』を叩き込み続ける峨王。しかし完成しない。ドンはなぜこんな無意味な事を繰り返す?と聞く。峨王は答える。「分からんな ドンお前がなぜそんなことを聞くのかが分からない」「頂への途を見つけたなら 険しいのか?己に向いているにか?可能なのか?そんなものは関係ない ただ『登る』少なくとも   俺にアメリカンフットボールを教えたマルコという男は そうしてきた 才能が足らぬのなら臆面もなく人の手にすがり己の手を汚し愛する者に侮辱され それでもなお頂点をとるために

全ての男が本来持っている焼き付くような渇き ただ頂点を獲るために・・・・・・!」

ついに完成する峨王の『Δダイナマイト』でドンをグラつかせる。そしてここに大和が時間差で倒しドンを青天させる。

頂点を目指して努力する姿を見る桜庭。どうして俺はもう少しだけ早く本気になれなかったのか・・・後悔する。

ゴールラインまで5ヤードだが高層守備のタタンカに阻まれる。どうしても高さ勝負になってしまう局面。大田原は知っている。

「ばーっはっは簡単なこった!高さなら高見!他におらんだろ そんくらいバカの俺でも分かるわい!」

「ケケケ糞メガネ 切り札は一回こっきりしか使えねえんだよ ここワンポイント死んでも決めやがれ」

「言われなくても決めるさ 見せてあげるよヒル魔 君とはアメフトのキャリアが違うってところをね・・・」

高見は桜庭に口に出さなくても見てれば分かる。お前はいつも思ってる。『俺は遅すぎた』『死ぬ気になるのが遅すぎた』と

だが人に遅すぎるなんてない!全てはこの1プレーに繋がっていることを。

いつものエベレストパスと違うタタンカの高さも届かない『ツインタワー剛弓』でタッチダウンを奪う。

 

最終クォーターで点差は15点。まだまだ射程圏内である。

必死なアメリカを守備が追いつめる。進への信頼があるからこそである。

しかし先程ドンに殺られた影響でフィールドから出ることになる。

進に匹敵するメンバーなどいるのか?蛭魔はここでミイラ男を指名する。

そのミイラ男とは葉柱であった。やる気のねえ奴らの未来まで、つまんねえもんずっと一人で背負いこんでいたため、顔を隠していた。

賊学のエース葉柱ルイが世界を破る姿を見せるのが一番チームメイトを燃えさせるのではないか?

葉柱は気付いている。進の代わりが務まるわけがなく世界相手に恥をかくだけ。だからって雲水みたいに賢くは生きられない。

雲水はこれを見てあんなみっともない真似はするべきではない。

だがどんなにみっともなくても敵にバカにされてもしがみつく葉柱の姿を見て、叶わぬ夢でもなぜ・・「どうしてこんな処にいる どうしてフィールドで闘っていないんだ」

 

葉柱の必死の守備にセナも感化され相手ボールを弾き奪いタッチダウンを決める。

パンサーはセナのプレーを見て決心する。1on1で最後の決着まで戦うと!

パンサーの天性のバネで阿含を抜くがセナが強引に片腕でパンサーを捉えるが振り切られる。

セナは気付くのです。桜庭の問いの答えを。「一生超えられない 分かっててそれでも挑んで戦い続ける それがアメリカンフットボールが教えてくれた世界 自分で選んだ雄の生き方なんだ・・・」

セナの気迫でついに一回だけパンサーのランを止め、タッチダウンを防ぐがキックで3点を取る。

残り5分を切り点差は11点。日本もキックで3点をもぎ取る。

そして残り2分。試合を持たせた葉柱に代わり進が戻ってくる。

試合時間残り2分で8点差を追う日本はここでトリックスター蛭魔を投入し最初の失敗を捨て石にした『ガトリング』で攻める。

これは蛭魔の十八番であった。4人のレシーバーを囮に使った蛭魔単独のぷちデビルバットダイブでタッチダウン

このプレーがラストプレーの仕込みである。2点差で残り30秒。ボーナスゲームはタッチダウンを狙う。

蛭魔は最後のプレー前にセナに聞く。「プロも世界に行けてえとでも思ってんのか」

過去に日本人でプロに入れた奴はいない。「それが分かっててテメーは それでもプロに行きてえなんつう夢みたいなことほざいてるバカか?って聞いてんだ」

セナは「はい・・・!」と答える。

「ケケケならやっぱりラストプレーはテメーだ それが一番勝率が高え

日本最後のプレーは蛭魔・キッド・阿含の『ゴールデンドラゴンフライ』

はたしてボールは3人のうち誰に渡されるのか?

阿含を囮に蛭魔に渡しデビルバットダイブを仕掛けるが、蛭魔さえも囮であり、ボールはキッドが持ちデビルバットダイブを跳ぶ瞬間に早撃ちでセナに渡し3人同時にジャンプする『ケルベロスダイブ』でタッチダウンを決め同点に追いつきゲームセット

しかし引き分けを誰も認めない。勝手に延長戦を開始する。

 

そして2年後に移る。大学生となったメンバーたち。モン太は炎馬大学に入学し、栗田にお祝いされる。

そこにいたのは、雲水・陸そしてセナであった。

蛭魔の嘘から始まったセナはホントにノートルダムにアメフト招待留学される。自分の力で嘘をホントにした。

他にも炎馬大には水町やコータローも

そして炎馬大の試合偵察に他の大学も来ていた。

最京大の蛭魔・一休・阿含・赤羽・大和・鷹・番場・十文字たち

王城大から進・桜庭・大田原

集英医大の高見・雪光

賊徒大の葉柱

そして社会人チームから武蔵工バベルズからムサシ・キッド・峨王・鉄馬たち

蛭魔・栗田・ムサシは3人別々に別れ三国志状態に。だがこれは求めた結果であり

ライズボールを目指す!

陸はどうして最京大に入らなかったのか聞く雲水。その理由は金剛阿含を兄弟としてじゃなく一アメフト選手として倒すため 別のチームに入ることを決意した貴方と一緒ですよ 雲水さん」最京大を倒したいという野心には嘘をつけないと。

蛭魔を倒すために別チームを選んだセナ。

きっと追いついてみせるパンサーにパンサーのいるプロの世界にいつか絶対に戦いに行くと。

 

蛭魔・栗田・武蔵の、たった3人で始まったデビルバッツ。武蔵が去って2人になり。

セナが入ってまた3人になり。

今はこうして、未来へと受け継がれていく

 

 

 

37巻の好きな話

37巻で好きな話は原作者・稲垣理一郎先生のコメントです。

「この漫画が完結しても、セナ達の人生は完結したわけではないから

消えたわけでも死んだわけでもなく、皆さんの手元にある37冊の本の中で生きている。彼らはこれから先もずっと、大好きなアメリカンフットボールを続けていくはずです。」

この言葉の意味が今回始めたブログを通じて分かることが出来ました。

大好きな漫画『アイシールド21』を再び読み返した時に、全ての内容を思い出すことが出来た。これは僕の中でもセナ達が生き続けてくれていたんだと思わせてくれました。

続いていくセナの人生に思いを馳せながら・・・これからも生きていこうと思います。

 

このブログを最後まで続けることが出来て良かったです。

さらにこの作品を好きになることが出来ました。

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。

bookandmusic.hatenadiary.com

もし1巻から読んでいただける方は是非、上記からお願いします!