いつもお世話になっております。
今回は先日読んだ、21周年記念特別読切『アイシールド21』の感想を書いていきます。
以前『アイシールド21』の感想を1冊ずつ書いていますので、そちらも合わせて読んでもらえたら嬉しいです。
アイシールド21とは?!
まず初めに『アイシールド21』とはなんぞや?と思う方や名前は聞いた事あるけど、読んだ事ない!って人のために簡単に紹介します!
詳しくは、以前の記事を見てもらえたら嬉しいです。
それでは簡単に『アイシールド21』とは
私立泥門高等学校に通う気弱な高校生、小早川瀬那は入学早々ひょんなことから泥門高校アメフト部「泥門デビルバッツ」に主務として入ることになった。その帰り道、彼をパシリにしていた不良たちに絡まれ、逃れるために泥門駅まで爆走して駆け込み乗車をした。それを目撃したアメフト部主将 ヒル魔妖一に翌日強制的に選手にされ、唯一の取り柄である俊足で選手登録名「アイシールド21」として春大会を戦うことになる。
補足だが「アイシールド21」とは
世界で最も熱いスポーツのアメリカンフットボール。その競技の中で最速の足で勝利をもぎとる選手がいた。彼の背番号にちなんで呼ばれたのだ。
時代の最強ランナーの称号「アイシールド21」と
初めは嘘から始まった物語だったが、その嘘が本当になるように。努力し成長する小早川瀬那の物語である。
新作読切の話
今回の読切の内容は、本編終了後のお話。ちなみに本編は小早川瀬那達が大学1年生となり、炎馬大学に入学し、今度はライスボウルを目指す所で終了した。
そして読切では、ライバル大学の司令塔ヒル魔妖一とついに闘うこととなったのだ!
そしてこの勝負に勝った方にNFL(Mr.ドン率いるチーム)に加入できるのだ!
だが今回見所はそこではないのだ。
読切の題材では、AIと人間との闘いに焦点を当てている。
最適解の無いその先へ。もがき続ける彼らの闘いである!
感想
まず初めに『アイシールド21』を読めた事が幸せでした。
もう2度と続きは読めないと思っていたから、嬉しい気持ちと悲しさが生まれました。
瀬那とヒル魔が闘う。いつかそんな場面が見たいと思っていたからこそ、喜びに繋がりました。
彼等がプロアメリカンフットボール選手になるチャンスを賭けて闘う。どんな手段を使っても、「1番になる」事を諦めなかった男・ヒル魔が、あの脅迫手帳を捨てた場面には胸を打たれました。
ヒル魔好きとしてはあれを見れただけで満足です。
しかし読切の話の焦点はそこでは無く、AI技術の発展に関する危機感でした。
昨今の話題である、AI技術の事です。
今も少しずつ人間がやっていた事を機械に移行されるようになっています。
人じゃなくても出来る事が今後の未来増えていき、人材は淘汰される。
人類が行なっていた『考える』ということすらも、AIに奪われてしまう。
だがAIに出来ることは「最適解」を導き出す事である。
しかし人間ならその「最適解」をも超えた可能性を導き出せるのだから、もがき闘え!と伝えてくれました。
大谷翔平や藤井聡太など様々な方が今!データをも超越した世界で闘っているのだから、まだまだ人には可能性があるよ!と思えた。
今回の読切は今の時代に合わせた内容になっていたが、少し残念な点がある。それは絵だ。
以前の絵柄で読みたかった。『ワンパンマン』の影響もあり、丸く優しい絵柄になってしまった。
その点だけ残念であった。
しかしこの最高な漫画をもう一度読めたのだから、それは些細な事である。
またいつか続きが読める事を祈りつつ、ここで終わりたいと思います。
ありがとうございました。