グリンブログ

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これだけは読んで!1巻完結おすすめ漫画 BEST10

いつもブログを読んでいただきありがとうございます!グリンです!

 

今回は1巻完結のおすすめ漫画ベスト10を紹介していきます!

 

どの作品も大好きで、考えさせられる作品なので是非読んでみてください!

 

試し読みはebookjapanで!

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GOGOモンスター/松本大洋

【内容】
主人公ユキはあっちの世界が見える感受性の強い小学3年生で、小学校という現実の世界に馴染めていない。
ユキが呼ぶあっちの世界には、スーパースターといった超自然的なものが存在するという。
しかしユキの話をクラスメイトや先生は信じてくれず、唯一の理解者は用務員のガンツだけであった。
そんなユキにある出会いが訪れる。
春、4月に転校生マコトと天才の上級生IQと親しくなる。
彼らと親交を深め、やがてユキは現実とあっちの世界の狭間で苦しむようになり、あっちに行きたいと願うようになる。
そしてユキはIQと共にあっちに旅立とうとするが、マコトが現実の世界に呼び戻す。
戻ってきたユキは、現実の世界を受け止め生きていく。
【感想】
大人になると鈍感になってしまう。
ユキも成長するにつれて、あっちの世界が感じられなくなり、恐れや不安を感じあっちの世界に行こうとするのだ。
 
子供のころは見えていた、感じていたものが、成長し常識や経験を知り大人になる過程で見えなくなる、感じれなくなる。
大切なものなのに、感覚なのに。埋もれて行ってしまう。
けれども、この作品を読むことで、その埋もれてしまった感覚を、感情を、世界を
少しでも掘り起こしてあげることができるんじゃないかな。
 
無邪気で、視界で起こる事すべてを不思議に感じていたあの頃の気持ちを。
 

志乃ちゃんは自分の名前が言えない/押見修造

【内容】
高校1年の新学期、吃音に悩む大島志乃は自己紹介で自分の名前も言えず、笑い者になってしまう。
それ以来、孤独な学生生活を送る志乃だったが、ひょんなことをきっかけに同級生の加代と友達となり、一緒に過ごすようになる。
そんな中、加代は偶然耳にした志乃の歌声に心を奪われ、志乃をバンドに誘う。
そして二人は、文化祭を目標に猛練習を始める。
 
【感想】
まずこの作品を読んで、吃音のことを知った。そして吃音のことを調べた。
吃音ということを知るきっかけになった。まずそのことだけでも、この作品に感謝をしたい。
志乃は上手く喋れないけど歌える。
加代は音痴だけどギターが上手い。
そんな二人がバンドを組む。どうなるんだろ?読むのが楽しかった。
ラストの文化祭のシーンは感動した。認めたくない自分を含めて、ありのままの自分に向き合うことで新たな一歩を踏み出す場面がよかった。
 
この作品の好きな言葉は、志乃ちゃんの『くやしいッ』この言葉にすべてが詰まってる。
 
 

・僕のジェミニ/森川侑

 

【内容】
赤毛でそばかす、地味めなジョン。唯一の自慢は学園の人気者、双子のジキルとハイドの親友であること。双子はいつも互いのフリをして遊んでいた。
そして、それを見分けられるのはジョンのみ。
ある日突然、双子の片割れジキルが亡くなってしまう。それ以降、ジョンには残されたハイドが時折ジキルに見えてしまい・・・。
本当に残されたのは、どっち?
 
【感想】
まずこの作品は、表紙買いでした。絵柄が好きです。
まず驚いたのは、線が黒ではなく、茶色っぽく温かみを感じられる。
物語の前半はどこか切なさもありつつ、後半はジキルとハイドの秘密やジョンとの出会いが中心でした。
読み進めるうちに、二人の過去や隠された秘密などの謎が明かされ、心にグッとくるものがあった。
ジョンがいてくれたこと、そして三人の関係性が美しく、切ないものに感じた。
 
ジョンだけが分かってくれる。ただ一人でも味方がいてくれるだけで、生きていける。
そんな強い意思を感じました。
 

・ユア・マイ・サン/茜田千

【内容】

心無い親の下で幼少期を過ごし、やがて天涯孤独になった陽介。そんなどん底で出会ったのが、亡き姉の子・ケンジと暮らすナツキだった。

出会うべくして、出会った二人は次第に惹かれ合い、一緒に暮らすことに。

けれど、陽だまりのような日々は突然、手の平からこぼれ落ちてしまう。

そっくりな耳をした、陽介とケンジを残して。

残酷で温かい、人生の物語。

 

【感想】

僕は茜田千先生の作品が好きで、この作品も読んだ。

茜田先生の描く家族の物語が好きです。残酷で辛い境遇も、そこに差し込む温かな光も

全てが良い。

物語は1話ごとに時間軸が飛び、若干の違和感を覚えるが、最後まで読めばすべてが繋がり、むしろそれが良さに繋がった。

物語の足りない隙間を埋めるように。

序盤で登場する、ユアマイサンはダブルミーニングになっており、その意味が分かると

自然と涙がこぼれていた。

辛く悲しい気持ちを残しながら、それでも今を強く生きる彼らを。僕は見守っていく。

 

・妄想フライデー/石田ゆう

【内容】

半年前に仕事を辞め、ニートになった夏樹はマッチングアプリで、やよいという彼女ができるもニートであることを伝えられないまま時間が過ぎていった。

そんなある日、いきつけのレンタルビデオ店で汐野という女性店員にDVDを渡されるが、それは彼女が過去に出演したAVだった!

未熟な青年と愛に焦がれ歪んだ女性の不揃いラブストーリー!

 

【感想】

ラブロマンス邦画を観ているような描写と美しくリアリティ感のある作品で

クオリティに圧倒させられる。

社会生活における苦悩や青年期における感性を感じさせる。

だが誰一人として、共感できない。そんなところも良いのではないかと思わされた。

だって同じ価値観の人間なんていないのだから。

 

・魔法が使えなくても/紀伊カンナ

【内容】

夢は叶わなくてもいい。

人生で、ただ一度若者の季節。

あなたの心を時にドラムのように打ち叩き、時に柔布で撫でるような、忘れがたき青春群像劇。100回「辞めたい」とぼやくアニメーターの岸くん、仕事はクールだけど同棲相手には甘い千代ちゃん、女にモテてかっこいい心優しいバンドマンのたまき、地下アイドルに魅せられた女子高生のキキちゃん…ほか、6人の若者たちはいつか美しい思い出となるやもしれぬ日々を這いつくばりながら駆け抜ける。

ポップでありつつもどこか牧歌的な筆致で極上世界を描く、著者初の連作読切りオムニバス。

【感想】

紀伊先生のエトランゼシリーズが好きで、この作品を読んだ。

短編で構成されているが、すべてが繋がっていく。

6人の若者たちの仕事への苦悩や夢への葛藤を描く。狭い視野だが、「なんせ僕らは若者なので」。この言葉に尽きると思う。

リアリティのある君たちの生き様に、これが社会だね、と教えてもらえた。

・初恋、カタルシス/鳩川ぬこ

【内容】

ノンセクシャルの一騎は、職場の先輩・唐木田と付き合うことになった。

でも一騎は、大好きな唐木田と過ごせて幸せな反面、そんな彼からの欲求に完全に応えられない苦悩も感じておりーー?

とある人間の人生のどん底と最高潮と春夏秋冬を描いたボーイズラブ作品

【感想】

ノンセクシャル漫画を初めて読みました。

そしてノンセクシャルを知るきっかけにもなりました。

物語は別れた彼氏が突然家に来るところから始まる。

突然の来客に、風邪を引いている、いつきは結局部屋に招いてしまう。

ノンセクシャルに悩むあまり、いつきは別れを切り出したのだが、やっぱり好きな気持ちは変わらない。

性別いつき。と言ってもらえる関係が素晴らしいし、ずっとこの関係が続いてほしい。

 

・蝉は胎児に寄生する/Dr.Poro

【内容】

医師の立花ユリは海で隔てられた小さな孤島へ、ある蟲の研究にやってきていた。
それは人に寄生する蝉…蝉に刺された人間は卵を植え付けられ5年後に身体を突き破り孵化する。
卵を取り除く方法はなく刺された人間は必ず死ぬ事に…。
しかし女性にのみ唯一助かる方法があった!?〝生〟と〝死〟と〝怒り〟が誘うワールドエンドストーリー!

【感想】

タイトルは比喩ではなく、蝉が人を刺し、刺された人間に卵を産みつける。パンデミック映画のような設定だが、映画のようなご都合主義で助かるなどない。これがリアルだ!

そして作者の伝えたい事は、そこではなく過労と死で疲弊した医者たちの話から、

死生観、反出生主義、絶望とかを独特な筆致と1ページ丸っと使った抽象的な演出を何度も挟みながら描き、読者に訴えてきた。

人を選ぶ作品だが、一度読んでみてほしい。

・動物人間/岡田卓也

【内容】

【禁断・悪夢の"逆転"ファーム・スリラー!!】
父と娘が迷い込んだのは…"動物"の姿を纏う不気味な集団の食事会。
そこでは「人間が家畜」「人肉が主菜」。
《ニンゲン農場》を営む彼らは、人ならざる動物…いや、動物ならざる…ナニカ。
親子は最悪の"おもてなし"を受けることになる――。
一方、農場の労働者である《山猫》のネロは、この村のリーダーを務める《鹿》の男・アーネストとの邂逅により、とある記憶を取り戻すが…?
戦慄の世界観、衝撃の展開の連続、あなたに問う「命を食べる」ことの意味……。
現代の寝ぼけた倫理観に牙をむく、トラウマ必至・刺激的すぎる逆転物語。

【感想】

B級ホラー映画でも見ているような作品。

人間と動物の立場が逆転した世界は……考えさせられる。

「命に感謝」とか「リスペクトしておいしく食べてあげる」とかいう言葉のナンセンスさがよくわかる。

しかしただの逆転物語ではなく、そこからSF的展開になるのが良い。短編なのに綺麗にまとまっている。

複雑ながらも考えさせられる作品です。

 

・RAWGUY/粂田晃宏

【内容】

日本の総合格闘技における圧倒的なチャンピオン、北山武志。

その栄光から15年、彼はジムの片隅で酒浸りになっていたーー。

落ちぶれたスーパースターが、かつて彼を仰いだ若き天才と相見える

男の再起賭けし、激熱格闘技ドラマ!!

【感想】

総合格闘技の漫画は少ししか読んだことないけれど、綺麗にまとまっていた。

主人公・北山はクズだが、ライバルもクズ!

だけどそんなクズだからこそ、お前と闘うんだ!

最強を目指した男の再起戦は、男としての強さを表現していた。

諦めないド根性魂!見届けてください。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

おすすめの1巻完結漫画を紹介させていただきました!

 

次回は2巻完結のおすすめ漫画を紹介したいと思います。

 

ありがとうございました。